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大阪本社・加工場
2025.05.17
【質問箱にお答え⑤】生前に戒名彫刻ってできるの?|お墓ディレクター1級が解説!
こんにちは!大阪石材です。
今年の3月にHP内に設置いたしました「お墓のなんでも質問箱」。
日頃からたくさんのご質問をいただきありがとうございます。
以前は「霊標(墓誌)」についての記事を投稿いたしました。
詳しくはこちらから⇩
最近で言うと「開眼式の時の服装ってどうすればいい?」「お供えものって何を用意すればいい?」など投函いただき個別でお答えさせていただきました。
そんな中、質問箱に限らず地域で開催している相談会などでもよく伺うのが「生前にご戒名を彫刻することについて」です。
厳格なルールなどはないのですが少し手間がかかってしまうことなどがございますので、今回は「生前にご戒名彫刻をした場合と注意点」についてお墓ディレクター1級目線でご紹介できればと思います!
目次
生前に戒名彫刻をした場合はどうなるの?
早速本題なのですが、基本的には生前にご戒名を彫刻することは可能です。
戒名彫刻をする際は
1、ご戒名
2、ご俗名
3、没年月日
4、享年
以上の4点を伺います。
そちらを、
このような形に編集し、実際に彫刻を施工させていただきます。
しかし生前にご戒名を彫刻する場合、「没年月日」と「享年」を彫刻できないので後々彫刻するスペースを確保したうえでの彫刻となります。
また余談になるのですが生前の場合、ご戒名の一部とご俗名に赤入れ(文字を赤くする)させていただくことが多いです。
生前の彫刻をあまりおすすめしない理由は?
生前にご戒名彫刻をするケースは大阪石材でも承った事があるものの、あまり多くなくこちらとしてもおすすめしにくい理由がございます。
大きく2つに分けてご紹介します。
1、既存の彫刻面が汚れていて浮いてしまう
まず1つ目に、汚れの面です。
お墓は屋外にあるケースがほとんどで、雨風に打たれるため経年劣化していきます。
その過程で文字彫刻をした既存の部分にも汚れが溜まっていきますので、新しく彫刻した部分が浮いてしまい見映えが悪くなってしまいます。
そのため、一度に彫刻することをおすすめさせていただいております。
2、二度手間になってしまい費用がかさむ
2つ目に、手間と費用面です。
石材店によるのですが、戒名彫刻は基本的に1回(1名)〜円という金額設定となります。
なので、2回彫刻を依頼すると2回分の費用がかかり、お墓の竿石に彫刻を施す場合はお性根抜きをしないといけないので手間もかかります。
以上の2つの理由から、生前のご戒名彫刻をおすすめするのは難しくなっております。
しかし、お墓にまつわる事は精神的なものやご供養の気持ちなど、お客様の安心が最も大切なのでしっかりご事情の部分を伺ったうえでご納得いただける形を探していければと考えています。
お墓・ご供養に関するご質問は「質問箱」まで
最後までご覧頂きありがとうございます。
今回は、生前のご戒名彫刻についてご紹介いたしました。
難しい所ではあるのですが、お墓やご供養に関するお悩みは理屈ではないので、一人ひとりのお客様が持つお悩みを紐解いてご満足いただける回答ができたらと思います。
第6弾もお楽しみに!
質問箱はこちらから⇩
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