お知らせ

大阪本社・加工場

2025.07.01

【お墓の上だけ変えられる?】竿石(軸石)交換とは?金額や実際の事例、注意点をご紹介! - 大阪石材|かけがえのないお墓づくりのお手伝い

 

こんにちは!大阪石材です。

 

お墓関連のお仕事をたくさんいただく中で、意外と多いのが「お墓のリフォーム」。

 

花立をお掃除しやすいように「水抜き穴」を開けて欲しい、少し傾いているので据え直ししてほしいなど様々です。

 

そんな中、今年に入ってご要望が多いのがお墓の上を取り換える「竿石(軸石)交換」です。

 

あまりピンとこない方もいらっしゃると思うので、今回は「竿石(軸石)とはなにか?交換する際の金額や実際の施工事例、交換する際の注意点などをご紹介できればと思います。

 

竿石(軸石)とは?

 

まず、「竿石(軸石)」とは何かをご説明します。

 

お墓は一般的に、下から以下の3つのパーツで構成されています:

1、下台(一番下の台座)

2、上台(真ん中の台座)

3、竿石(軸石)=一番上の石

 

竿石 写真

この竿石には「○○家之墓」や戒名、故人の名前などが彫られており、お墓の「顔」にあたり魂が宿るとされる大切な部分です。

 

その他お墓の詳しい部位については⇩の記事をご覧ください。

お墓の部位の名前 紹介

 

竿石(軸石)交換とは?どんなときにするの?

 

竿石交換とは「お墓全体ではなく、竿石部分だけを新しく据えなおすリフォーム方法」です。

 

  • 竿石が経年劣化してしまい文字が読めない
  • 戒名の字を新たに追加したいが、スペースが足りない
  • 「南無阿弥陀仏」などから「先祖代々之墓」などの表示を変更したい(宗旨変更など)
  • 見た目をキレイにしたい、石の素材を変えたい

以上のような場合にご検討いただくことが多いです。

竿石だけを交換することで、代々守られてきたお墓の要素を残しながらもこの先守っていける形にすることができます。

 

 

竿石(軸石)交換の費用は?

 

竿石交換にかかる費用は状況や内容によって変動があり、他のサービス同様一概には言えないのですが40万円〜を見込んでいただくことになります。

 

昔からあるお墓が経年劣化している場合のリフォームだと、使用されている石種は「北木石」などの国産になりますのでその分費用面が嵩むことがあります。

 

北木石の紹介はこちらから⇩

北木石 写真

 

竿石(軸石)交換の実際の事例2選

 

それでは、実際に大阪石材が承った「竿石交換」の事例を2つご紹介していきます。

 

竿石交換の事例① 竿石(軸石)交換のみの場合

 

こちらは、竿石の表面が劣化で見えなくなっていたことと彫刻できるスペースがないとのことでお話をいただきました。

 

お写真の通り、霊標(墓誌)を設置できるスペースがなかったので、竿石交換をさせていただきました。

 

 

お気づきの方もいらっしゃると思うのですが、竿石のみの交換だとやはり元々のお墓本来の色味とは差が出てきてしまいます。

 

当時のお客様には「お墓の展示館」でご用意している見本などを参考に十分なご説明をし、ご納得された上での施工の為ご満足いただけたのですが、気になる方はご注意ください。

 

竿石交換の事例② 竿石(軸石)交換とお墓全体を磨きなおした場合

こちらも、①と同様表面が劣化で剝がれてしまうぐらいで、文字も見えず彫刻もできないといった状況でした。

 

区画内に霊標(墓誌)が設置してあったのでそちらへのご彫刻も可能ではあったものの、お墓を一新したいとのことで竿石交換とお墓全体の磨きなおしをご依頼いただきました。

 

 

結果として新品同様に生まれ変わり、裏面に施主様のお名前を彫刻させていただき大変ご満足をいただきました。

 

 

 

竿石(軸石)交換の注意点

 

実は竿石(軸石)交換は非常に難しく、こちらとしてもご提案しにくいお仕事となっています。

 

竿石(軸石)交換の際の注意点を2点ご紹介していきます。

 

1.同じ石種・石目があるかどうか

 

1つ目に、お墓に使われている石種と同じものを用意できるか否かを石材店に確認することがあげられます。

 

墓石は、同じ石種・同じ産地であっても模様が全く違ったり、色味も違うことがほとんどです。

 

そのため、同じ名前の石種というだけで決めてしまうと、違和感を抱えることになりかねません。

 

大島石 丁場 見学

 

採石場と直接関わりがあったり、お店に大量の石見本を展示していたり、ご契約時に「石材産地証明書」を提示できるような石材店を頼るのは必要不可欠です。

 

2.お墓を新しく建てるより費用が嵩むケースも・・・

 

2つ目に、お墓を新しく建てる場合よりも費用が嵩んでしまう可能性です。

 

竿石交換のみであれば新規建立の半額ほどで施工できるのですが、事例②でもご紹介したように「お墓全体を磨きなおす」を追加すると、一からお墓を建てるぐらい跳ね上がります。

 

 

上でもご説明した通り、同じ石でも個体差がございますので、元々あるお墓と全く同じ石種・石目のものをご用意することは不可能に近いです。

 

そのため、お墓を建て替えることをご提案させていただくことも多いのですが、

 

先祖代々守ってきたお墓なので、できるだけ変えずに残したい

 

という並々ならないご要望をお持ちのお客様であれば、竿石交換ならびにリフォームも選択肢に入れることになります。

 

基本的に、墓地のスペースがあれば「霊標(墓誌)」を設置することをおすすめさせていただいておりますので、ご検討ください。

 

「霊標(墓誌)」については⇩の記事をご覧ください。

 

竿石(軸石)交換は大阪石材まで

大阪石材の大阪本社・墓石加工場

 

今回は、竿石(軸石)交換の事例や注意点などをご紹介いたしました。

 

お墓で先祖代々の魂が宿るとされている部分ということもあり、その扱いは本当に丁重にしないといけません。

 

大阪石材でも数多くの実績があるものの、少し時間をかけてお打ち合わせをしていかないといけない案件です。

 

ご検討をお考えの方は、一度大阪石材までご連絡ください。

 

また、竿石交換以外のお墓のリフォームも承っておりますのでご検討ください。

 

↓(※金額は一例です)

 

 

 

フリーダイヤル 0120-1114-90
竿石(軸石)交換についてのお問合せ・ご相談はこちら

SNSでシェアする

お気軽にお問い合わせください

メールで問い合わせる

0120-1114-90

9:00〜17:45(土日祝も営業しています)

大阪石材工業株式会社
〒578-0921 大阪府東大阪市水走3-8-43